1952-06-24 第13回国会 衆議院 本会議 第60号
いわゆる兒童保護費が、昭和二十五年度において地方財政平衡交付金制度に繰入れられて以来、中央地方の兒童福祉事業は円滑な運営を阻害せられるような結果を招来したのであります。その実情と兒童憲章の制定等諸般の事情にかんがみ、今回兒童保護費を従前の国庫の特別補助金制度に還元せんとするものであります。
いわゆる兒童保護費が、昭和二十五年度において地方財政平衡交付金制度に繰入れられて以来、中央地方の兒童福祉事業は円滑な運営を阻害せられるような結果を招来したのであります。その実情と兒童憲章の制定等諸般の事情にかんがみ、今回兒童保護費を従前の国庫の特別補助金制度に還元せんとするものであります。
○岡(良)委員 青柳委員から、昨年来われわれの大きな達成目標として、それぞれ党へ帰つても、同僚議員の同意を得て、この兒童保護費のひもつきという問題は、本年度の予算において、はつきりとわれわれの期待する通りに実現され得るものと、実は期待しておつたのでありますが、それがわれわれの期待にそむいたことは、きわめて残念に思つておる次第であります。
○岡(良)委員 そのときに、あわせて生活保護費の——今国が八割補助しておりますが、これを五割程度に引下げて、他の五割は地方財政で負担をするというふうなことが、大蔵省の意向として伝えられたということなんですが、はたして今日の厖大な兒童保護費を、国の補助率を五割に引下げるということで、その残りの部分を地方財政が負担するだけの余裕が、現在の段階において地方財政にあるかどうかという点です。
ことに問題になつております厚生省関係の兒童保護費とかあるいは義務教育費の問題、これはどうしても別わくになさる必要があると思うのですが、大臣はどういうふうにお考えになりますか。
それから兒童局の方におきましては、一般的に例の前々から御援助をいただいております兒童保護費を、平衡交付金から補助金にとりもどすという件は、残念でございましたが、やはりうまく成功いたしませんで、今年度も引続き平衡交付金としてこれを見るということになりましたので、ここでは格別申し上げるようなものがなくなつたのであります。
(第二三一号) 一八 二見港に検疫所設置の請願(渡邊良夫君紹 介)(第二三九号) 一九 兒童保護管を地方財政平衡交付金から国庫 補助制度に切替えの請願(松永佛骨君紹 介)(第二七七号) 二〇 同(小澤佐重喜君紹介)(第二七八号) 二一 遺族援護強化に関する請願(江崎真澄君紹 介)(第三〇三号) 二二 厚生省薬務局存置の請願(大石ヨシエ君紹 介)(第三〇四号) 二三 兒童保護費
○川島説明員 今議題になりましたうちの兒童保護費の問題でございますが、兒童保護費が地方財政平衡交付金の中でまかなわれておりまして、非常に各施設の経営者が困つておるという実情がございます。
第八九〇号) 結核対策費削減反対に関する請願(苅田アサノ 君外一名紹介)(第八九一号) 花泉村外三箇町村の水道敷設費国庫補助の請願 (淺利三朗君外五名紹介)(第九一五号) 同月十日 遺族援護強化に関する請願(福田昌子君紹介) (第九三八号) 天草島を雲仙国立公園の一部に編入の請願(原 田雪松君紹介)(第九三九号) り災者収容住宅増築に関する請願(石原登君紹 介)(第九七八号) 兒童保護費
)(第一六三一号) 一八三 託児所設置等に関する請願(苅田アサノ 君紹介)(第一六三二号) 一八四 保育所の措置費増額に関する請願(亘四 郎君外一名紹介)(第一六四〇号) 一八五 世田ケ谷郷に託児所設置等に関する請願 (苅田アサノ君外一名紹介)(第一七四二 号) 一八六 兒童保育事業に対する特別交付金制度存 続の請願(中村清君紹介)(第一九四六 号) 一八七 兒童保護費
同外二十五件(三池信君紹介)(第二二四四 号) 同外六件(北川定務君紹介)(第二二四五号) 同外二件(大村清一君紹介)(第二二四六号) 同外十一件(大西正男君紹介)(第二二四七 号) 同外三十九件(澁谷雄太郎君外一名紹介)(第 二二四八号) 公的保護事務費の増額に関する請願(平野三郎 君紹介)(第二一八四号) 結核患者の作業療法に関する請願(今野武雄君 紹介)(第二一九一号) 兒童保護費
これを是正する考えはないかとの質疑に対し、黒川厚生大臣より、兒童保護費は二十五年度から平衡交付金に吸收されたが、交付金が十分でないため支障が多いので、将来平衡交付金を増額するか、又は国庫補助金に改めるか、いずれにしてもこれを確保するよう善処したいとの答弁があり、又今回の税制改正において、生命保險料については二千円の控除が認められているが、社会保險についてはこのような制度がないのは、社会保障の見地から
その経費がここに削減されますると、さつき一つ例として出した兒童保護費というような経費というものは、地方財政が窮迫している現状下無理解ということが原因となつて交付金が流れて行かない。流用される、これは現実なんです。而もぜひともやらなくちやならない一つの施政であります。
○国務大臣(黒川武雄君) 私も同感でありまして、実は二十五年度におきましては、誤つて兒童保護費が平衡交付金に入つたのでございます。二十六年度は何とかしてこれを一般会計から国の補助として出したい。
○政府委員(武岡憲一君) 内訳で申上げますると、いわゆる兒童保護費、これは地財委で出しておりまする数字は六億四千百万円であります。それに対しまして大蔵省のほうでは六億四千四百万円ということで、このほうはむしろ大蔵省の査定のほうが少し多くなつています。
それくらい数十件事例がございますが、その施設に対する、まあそんなのは兒童保護費と申しておりますが、その兒童保護費が行かないために、或いは第一行かないために経営が成立たない。或いは少し下火になつている。或いは又施設で子供を預かれない。或いは新らしい施設を計画しておりますけれども、それは取りやめになる。
○河崎ナツ君 それにつきまして、なぜそういうことになつて来るかということにつきまして、私は素人でございますから、こういうふうに考えるのですが、或いはそれはこうだよ、と又お教え願つてもいいと思うのでございますが、交付金を標準財政で計算して地方へお出しになりますね、その標準の基準をおきめになるものが少し少くて、地方のほうでは今までの兒童福祉、兒童保護費として出したのではほかののが困る、足らないというような
それが生活保護費だけというので、兒童保護費のほうは平衡交付金の千五十価に入る。然るところ平衡交付金になつて参りますると、これは私のほうの所管から離れまして、今では地方財政委員会でやられるのでありまするが、えてしてこういうものはおろそかにされ易いと言つては語弊があるかも知れませんが、なかなか厄介な仕事でありますし、慣れないところで少し配分その他が出遅れたのではないか、こう私は想像するのであります。
だからと言つて一律に交付金に置き替えることはどうかという論議の声がございましたが、その一つが兒童福祉法によりますところの施設收容兒童のための兒童保護費でありました。同じ性質のものである生活保護費が交付金の枠外に補助費として置かれまして適正に措置されておりますのに、この兒童保護費が枠内に置かれまして、ともすれば政治的発言力の強い部面から押されがちな地方財政に任されたのでございます。
質問の第二点の兒童保護費の問題でありますが、これは従来国庫補助金の形式をとつておりましたものが、本年度からその大部分の約二十億が平衡交付金に組入れられ、地方に交付されることになつてたのであります。現在までこの交付金の制度による運営の状況を見ますと、お説の通りに、各府県市町村ともいろいろな困難な問題が起つておりまして、行政運用上甚だ困却しております。
それから兒童保護費の補助、それから身体障害者更生援護措置費、それから身体障害者手帳登録費、最後に生活援護費、以上となつております。
私共としましては、今日におきましても、依然生活保護費と同じ性質でありまする兒童保護費については、是非国庫補助にこれを組み替えてやりたいというふうに努力をいたしておるわけでございます。 第三に、社会保障関係の保険医療機関の整理の問題でございますが、これは国民保險の診療所につきましては、今年度は二低五千万円の補助でありましたのを、四億円に増額することができました。
先般全国の十八府県からいろいろ兒童保護費の経費の状況について意見を取つたことがございます。その意見は殆んど全部現在のままではいかん、これは堂森委員からお話がありましたが、いけない、これは是非国庫補助ということでなければ駄目だというように結論が出ております。殊にこの新らしく伸びて行く仕事につきましてはどうしても必要である。
第四は、兒童福祉関係予算増額の積極化を図ると共に、適正な兒童保護費支出の確保につきまして必要なる措置を講ずることであります。特に政府に要望いたしまする点は、平衡平付金中、如何にして兒童福祉費の確保につきまして必要な措置を講ずるか、実行せしむるかということでございます。
〔議長退席、副議長着席〕 第四の要望は、兒童福祉関係予算増額の積極化を図ると共に、適正な兒童保護費支出の確保について必要にして的確な措置を講ずることであります。
しかも予算書を見まして、非常に奇異に感じます点は、たとえば厚生省関係におきまして、兒童保護費は十四億五千万円が、そのまま平衡交付金になつておりますが、これと同じ性質であり、むしろ一層地方団体に直接関係の深い生活保護費は、そのままになつておる。
次に兒童保護費でございます。この九千八百七十三万八千円でございますが、この内訳は先ず第一に、中央兒童福祉審議会の費用が入つております。兒童福祉法によりまして、中央に中央兒童福祉審議会を設けることになつております。これは兒童福祉行政の中稻的な機関として設置されるのでございまして、この委員、臨時委員、幹事十書記、総計四十九名の費用がごこに掲げられております。それは約二十八万三千円程でございます。
減税とか生活必需物資の増配、住宅建設の促進等によつて実質賃金の充実を図ると共に、失業保險費、失業対策費、生活及び兒童保護費等の増額によつて、社会厚生施設を能う限り充実することに努めておりまするし、今後においても社会保障の問題には十分意を用いてその方針を定めて参りたいと存じておる次第であります。 〔国務大臣池田勇人君登壇、拍手〕
○河野(一)政府委員 浮浪者その他の経費でございますが、これは生活保護費あるいは兒童保護費で相当ゆたかにと申しますとい語弊があるかも存じませんが、予備費ということでなしに、相当余裕をもつて予算に計上するという行き方で、今まで考えております。浮浪兒ばかりではございませんが、兒童の保護施設といたしまして今年度の予算で予定しております大体二十万人程度の予算は一應考えておるわけでございます。